「赤線」合法化に賛成、ネット市民8割

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国会議員の一部から国内3カ所の経済特区に「赤線地帯」を設置して売春を合法化しようとする動きが出ていることについて有力紙トイチェー新聞は先週、オンライン上で世論調査を行った。調査開始後1日余りの時点で、売春合法化の対象となる南部の観光地フーコック島(キエンザン省)での赤線地帯設置について81.8%の回答者が支持した。
ベトナム政府はフーコック島、クアンニン省バンドン、カインホア省バンフォンの3カ所の経済特区でベトナム人向けカジノ設置を合法化したが、カジノに合わせて売春を合法化しようとする案が持ち上がっている。
トイチェー新聞はフーコック島での赤線地帯設置に関する是非をインターネット上で世論調査した結果、調査開始から1日余り経った14日11時までに延べ7,007人が回答し、81.8%にあたる5,735人が賛成した。反対は1,443人、その他が133人だった。また賛否の回答に加えて数百件のコメントがよせられ、フェイスブック上では200回にわたってシェアされた。

「生物の自然な欲求」

グエン・ホアン・ミンさんは賛成意見を書き込んだ。「売春は昔からあった。禁止しても生き残り、発展して変化を遂げてきた。であれば合法化して管理するべき」と主張。「公然とであろうと秘密裏にであろうと売春は売春。問題は、性感染症が蔓延して健康や公共性への悪影響を防ぐためにどう管理するべきかだ」と訴えた。
同じくゴー・バンさんは、「性の欲求を満たすためにベトナム中どこでも売春が行われている。売春は生き残っており、誰もなくすことはできない。それならば、生物の自然な欲求をなぜ隠して、道徳や法律に反しているとするのか」と合法化に賛同する。
グエン・ズンさんも「性は本能的な欲求だ。独身の大人はどこで性欲を満たさなければならないか?売春だ。だから合法化は正しい。重要なことは、効果的に管理するシステムを構築することだ」との意見だ。

「妻が売春婦でもいいのか」

ただ反対意見も寄せられている。ディエン・ファムさんは「泥棒だって昔からある。なぜ合法化しないのだ?泥棒が迫害されないように守って税金を納めてもらえばいいじゃないか。売春が職業だというなら、妻や娘が売春婦になってもいいのか」と疑問を投げかける。
レ・ラップさんも「大反対。夫がこんな場所に出入りしているしたら、世の妻たちはどう思うのか」と書き込んだ。
さらにグエン・クオンさんは「売春を商業化したらどうなるか。あらゆる社会悪が集まって誰が管理するのか。法に対して誰が責任を取るのか。こんな考えは捨てるべきだ」と賛成派のもくろみ通りに管理はできないとの立場を主張している。
赤線地帯設置の議論はこれまでにもたびたび持ち上がっているが、道徳的な観点からの反対論が根強く合法化されていない。
(14日付トイチェー)
http://tuoitre.vn/818-y-kien-ung-ho-vn-co-pho-den-do-con-ban-201709141110203.htm