ふたりっ子政策の緩和案を検討、保健省

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10月前半に開催されたベトナム共産党中央委員会の第6回総会は、多くの重要政策を議論したが、特に出生率の調整は早急に処理しなければならない問題だ。
保健省人口・家族計画総局のグエン・バン・タン副局長によれば、ベトナムは急速な高齢化や男女比の不均衡、地域間のばらつきなどの問題を抱えている。
タン副局長によれば、過去10年間にわたりベトナムは出生率2.1を維持してきた。全体として理想的なレベルだが一部の地域では減少が始まっている。メコンデルタ地方では1.5~1.6、さらにホーチミン市では1.45と全国最低の水準だ。
適正な人口を維持するための政策として保健省は3案を検討している。第1案は現在の出生率をできる限り長く維持することに主眼を置いており、各夫婦には子供2人を持つことを奨励する。出生率が高い地域は、より少ない子供でよりよい条件で子育てをできるよう働きかける。逆に出生率が低い地域は、東南部のように出生率上昇に取り組む。
第2案は現行のふたりっ子政策を続ける。全ての夫婦が1~2人の子供を育てることで出生率の低下や高齢化を抑制し社会保障の負担を減らす。
第3案は、自由に出産できるようにして抑制策をとらない。半額を補助している避妊薬への補助も打ち切る。
タン氏の分析では、第2案は子供が2人以下なので子育て環境は良くなり、社会保障への負担も減り、人口密度も徐々に小さくなるが欠点もある。「継続すれば出生率は下がる。出生率が一定のレベルを下回ると、アジア各国が直面しているように引き上げることは極めて難しくなる」。
「多くの国が出生率を減少させることに成功してきたが、引き上げることに成功した国はない。子供が少ない状況に慣れてしまえば、子育てに苦労して取り組むことを奨励することは難しくなる」と懸念する。
一方で第3案に対しては人口が増えすぎると心配する専門家も多い。このため保健省は第1案を支持している。つまり全体の出生率を維持し、出生率が高い地域は抑制し、低い地域は引き上げる方策だ。
タン氏によれば過去25年、ベトナムは少子化に取り組んできた。300万人いる共産党員は子供の数を制限されてきた。2008年からは3人目を産んだ場合に警告、4人目を産めば党から除名とされていたが、2011年からは 3人目は注意喚起、4人目は警告、5人目を産んで除名に緩和されている。 
http://vietnamnet.vn/vn/thoi-su/dan-luoi-de-bo-y-te-de-xuat-noi-chinh-sach-2-con-403434.html
 (9日付ベトナムネット)