食は貧しくてもiPhone買う学生の実像

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共同生活でラーメンばかり食べるような学生たちも、スマホだけは立派です。

「多くの学生は生活苦でみすぼらしい食生活を送っているのに、高価なiPhoneをなんとか買おうとしている。彼らはスマホ中毒でフェイスブックやベトナム版チャットアプリ『Zalo』に夢中になっている」。教育訓練省が11月10日に開催した青少年のための革命思想教育、道徳、生活に関するワークショップで、レー・ドゥック・ホアン博士(党中央宣伝委員会・政治理論部)が今どきの若者についてこう苦言を呈した。
ホアン博士によれば、少なからず青少年が将来への明確な方向性を持てないでいる。労働を嫌がる者や勉強を嫌がる者、引っ込み思案で不平ばかりの者、自分自身や社会を豊かにしようという意思がない者もいる。さらに信念を失い、成熟できず、たやすく不法行為に手を染めてしまう者もいる。また道徳や生活が乱れ、享楽や利己主義、浪費におぼれ、情操に問題を来す者もいる。
特に価値観の乱れや校内暴力が深刻化している。学生の多くは「スマホ中毒」となりフェイスブックやZalo、ビデオゲームに時間を費やし勉強をさぼっている。一部の青少年の生活様式は、社会道徳の低下とともに、民族の健康と発展に対する懸念も引き起こしている。
ワークショップでは、多くの参加者がインターネットやSNSが青少年の精神生活に与える影響について意見を表明した。ハノイ工科大学の代表者は、SNSの情報は過激で混とんとしており、無価値な時もあり、責任の所在が不明確で正しいか判別できないものもある。わいせつであったり、意味がなかったり、暴力的、好戦的、民族の団結を引き裂くような情報もある。利用者を『情報の海』に引き入れ、怠惰で堕落させ、バーチャルな世界に浸らせてしまう。
「多くの学生がオンラインゲームにはまっている。ゲームの90%以上は暴力的で、うち78%は大量に人を殺す行為が含まれる。健康や学業に悪影響を与え、ゲームをするためのお金を違法行為で稼ぐケースも出ている」。
SNSを通じてフィッシング詐欺や違法組織に巻き込まれる場合もある。さらに他人の作品の盗作や文書の盗用、コピーも横行している。学生が1年がかりで書き上げた論文がウェブサイトで20,000ドンで売られている。
ただ教育訓練省青少年政治教育部のブイ・バン・リン副部長は、「青少年の宣伝教育、管理ににおいてSNSの効果的側面も活用すべき」と主張した。教育訓練省は、「第2期(2016~2020年)ベトナム青年発展戦略実行のための学校における文化的行為に関する計画案」を首相から承認を得るべく作業を進めている。
(11月12日付ベトナムネット)
http://vietnamnet.vn/vn/giao-duc/guong-mat-tre/nhieu-sinh-vien-an-uong-kham-kho-nhung-van-co-danh-tien-mua-iphone-dat-tien-410494.html