ハノイ「中国で原発事故あれば大災害に」

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もともと中国に対する不信感が強いだけになおさら心配なのでしょう。

ハノイ市人民委員会によれば、もし中国南東部の3カ所にある原子力発電所に事故があれば、ハノイやベトナム北部は深刻な影響を受けることになる。
ハノイ市人民委員会は「ハノイ市における大災害リスクの管理軽減」方案を承認した。方案はハノイ市にとっての10の大災害リスクについて洗い出している。
うち一つが放射能漏れだ。具体的には中国南東部における3カ所の原発で事故が起きた場合を想定している。ハノイを中心とする北部は、もしこれら原発で事故があれば深刻な被害を受ける。放射能が広がり大気や水源を汚染するリスクがある。
このため市人民委員会は科学技術局に対して、放射能漏れや原子力事故が起きた場合に備えて詳細な対応シナリオを策定するよう指示した。またリスク予防軽減に向けた科学技術の利用策をまとめるよう求めた。
さらにハノイ市は、ホン川の堤防決壊を将来のリスクとした。台風によりホン川の水位がIII級(11.5メートル)以上になれば、堤防が決壊して流域が洪水になるリスクがある。その場合は数百万人の市民が危険にさらされ、甚大な物的被害が起こると予想される。
人口密集もリスクの一つだ。ハノイ市では日常的に大型イベントが催されており、うちフェスティバルや旧正月、祝日には一カ所に数万人が集まる。「もしパニックが起きれば、逃げ出そうとする群衆が押し合いになり、多くの死亡者や重傷者がでる恐れがある」。
その他のリスクに「感染症の爆発的な蔓延」「大規模停電」「テロ」「交通事故」「火災」「水質汚染」があげられた。
ハノイ市は、方案をまとめた理由として、2004年のインドネシア沖地震や1986年のチェルノブイリ原発事故など過去数十年に世界で多くの大災害が起きてきたと説明した。ベトナムでは洪水がほとんど全国で起きている。また1982年にはドンナイ省チャンボムでの鉄道衝突事故で300人以上が亡くなった。2002年にはホーチミン市のITCビルの火災で100人以上が死傷している。
(5月23日付ザンチー)
http://dantri.com.vn/xa-hoi/ha-noi-lo-ngai-tham-hoa-neu-nha-may-dien-hat-nhan-trung-quoc-ro-ri-20180523155633858.htm