土石採取の規制強化、クアンナム省

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クアンナム省は、省の開発計画計画に定められていない土石採取のためのヤードの許可更新を行わないだけでなく、許可を受けている既存の企業による採取量も減らすよう指示した。違法な土砂採取による海岸浸食の深刻化を受けて決めた。
省建設局によれば、省内には現在35カ所で土砂採取が行われており、48カ所にヤードがある。しかしブーザー川やトゥーボン川沿岸では違法な掘削が後を絶たず、問題が深刻化している。
違法採取の背景の一つが、建設土砂の価格が上昇していることだ。クアンナム省は解決策として今年7月1日から採取の制限を開始し、ポンプやノズルなどの土石採取用の設備を搭載した土砂運搬船の運航を禁止した。しかし採取を行うヤードの数が増えており、管理は難しい状況だ。
ディエンバン村では多くの場所で採取が行われており、ヤードや運搬船も多い。10カ所では許可を受けているが、既に3カ所が閉鎖され、さらに他に21カ所のヤードが存在している。特にディンゴック地域では8カ所にヤードがある。ここで集められる土砂はダナン市だけでなくダナン~クアンガイ省にかけての大規模工事で使われている。
ディエンバン村人民委員会のファン・ミン・ズン副委員長によれば、村は7カ所のヤードをこれまでに操業停止させており、さらに14カ所を9月末までに操業停止にさせる。またトゥーボン川沿岸の7カ所の採取場では、土砂採取の設備を搭載した運搬船に砂を供給することを禁止した。もし違反されれば厳しく処分する方針だ。
クアンナム省公安は過去6カ月間にトゥーボン川沿岸で56件の違法な採取を摘発し、60件に17億ドン(約3,000万円)相当の罰金を科し、8隻の密輸船を差し押さえている。
クアンナム省では、ブーザー川やトゥーボン川といった大きな河川で土砂採取が多く行われている。ただ上流の水力発電所のダムで水流が遮られてしまい、河口から少なくとも100メートルは土砂が沈殿していなければならないのに、70メートル程度しかない場所もあり、河岸浸食の一因となっている。クアンナム省のチュオン・スアン・ティー水利支局長によれば、河岸浸食により農業に悪影響を受けているという。また実際には、ビエンディエン川では砂の採取も浸食の原因となっている。
違法な土砂採掘が横行している現状を受けてクアンナム省は8月3日、採取の規制に向けた会議を開いた。ディン・バン・トゥー人民委員長は、2020年までに10カ所のヤードを開発計画から外し、認可ヤードを48カ所から38カ所に減らすことを決めた。
またトゥー委員長は、採取を行う29社や土砂の売買や運搬船の登録などの管理強化を指示した。
省交通運輸局は、計画外の土砂採掘ヤードの認可を更新しないことになり、許可を受けていないヤードは、9月30日までに操業停止を命じられることになった。
(5日付ザンチー)
http://dantri.com.vn/moi-truong/quang-nam-quyet-liet-dep-cat-tac-20170805163539059.htm