浚渫土砂の投棄場所が不足、航路の妨げに

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港湾付近の航路の土砂を浚渫しても、環境上の配慮から投棄する場所がありません。このため大型船舶が通航しにくくなっております。

中部ゲアン省クアローやクアンガイ省サーキー、南部バリアブンタウ省ティーバイといった港湾付近の航路では、浚渫した土砂を廃棄する場所がないために何年も浚渫できないままになっている。
クアンガイ省交通運輸局のホー・ホアン・ベト・フオン局長によれば、サーキー港には何百隻の船舶が出入りするが、航路が浅く過ぎて2隻同時に出入りすることができない。今年8月に浚渫を計画しているが、土砂の廃棄場所はまだ見つかっていない。
ベトナム海事局によれば、北部ベトナム海事安全公社(VMSノース)は、昨年7月にホンガイ-カイラン航路の浚渫後、海洋投棄の許可を求めた。しかし天然資源・環境省は陸上で廃棄場所を探すよう指示した。
またゲアン省は昨年、クアロー航路の浚渫土砂の海洋投棄を認めたが、手続き上の遅れが生じている。
バリアブンタウ省カイメップ国際ターミナル(CMIT)は欧州に向かう船が毎週出港しているが、輸出入の大部分は他港経由で通関手続きが行われている。18,000-22,000TEUの大型船舶は喫水が14メートル必要だが、カイメップ港は12メートルしかないためだ。CMITは、浚渫土砂の海洋投棄の申請を何度も却下されている。
ベトナム海事局は、陸上での廃棄を検討しているが、こちらも環境への配慮から手続きは煩雑だ。
クアンガイ省天然資源・環境局のドー・ミン・ハイ局長によれば、同省サーキー港の浚渫は土砂の廃棄に関する環境上の配慮から開始できていない。投棄場所は浚渫場所から3-7キロ、沖合5キロの地点を計画していたが、ミーケビーチの環境を損なう懸念から省は浚渫を中止させてしまった。
港湾を所管する交通運輸省は、浚渫土砂の投棄場所の不足に頭を悩ませている。ハイフォン市天然資源・環境局海洋・島嶼部のグエン・バン・カン部長によれば、国内には40余りの港湾が操業しており、年間300万立方メートルの土砂を各航路で浚渫しなければならない。しかし海洋投棄はできないために、陸上に場所を探すしかない状態だ。
ベトナム海洋・島嶼局のタ・ディン・ティ局長代行によれば、海洋投棄の場所確保は全国的に「喫緊の課題」となっている。しかし国会による承認は2020年以降になりそうだ。
(6月25日付ベトナムネット)
http://english.vietnamnet.vn/fms/society/203021/southern-canals-clogged-up-but-no-sites-to-dump-waste.html