ベトナムでも#metoo、大新聞記者がレイプか

(c)Tuoi Tre

ベトナム最大手紙の一つ「トイチェー」記者にレイプ疑惑です。ネット上では数日前から、女性インターンがトイチェー映像室長にレイプされ、自殺未遂したとの情報が流れておりましたが、実際には女性は無事のようです。
事件は4月19日に被害者女性がトイチェー側に届け出て明るみに出ました。トイチェーは即日、加害者とされる記者を休職させ事件の調査に入ります。20日に編集委員会は双方の関係者と協議。21日に記者は管理職の地位を退任し、トイチェーは当局による調査を要請することとしました。なお記者本人は被害者と酒を飲んだ後、遅くなったために自宅に泊めたことは認めたものの、関係は否定しております。
トイチェーは共産党ホー・チ・ミン共産青年団ホーチミン市支部の機関紙。メディアが国のコントロールを受けるベトナムにおいて、汚職や社会問題に果敢に切り込む新聞として支持されているだけに大きな打撃です。
ネット上では、ベトナムにおける「#metoo」運動の始まりとして、セクハラ被害を訴える声が拡散しております。事件を受けてトイチェーが出した声明が以下です。

トイチェー紙のダン・アイン・トゥアン映像室長が4月21日、辞任を申し出ました。アイン・トア記者は辞任届に、「真相はどうあれこのような事態を引き起こしてしまった以上、部門長としての職務を全うすることはできない。管理職としての自身の責任は自覚しており、その責任を果たすことができないと認識するに至った」と説明しております。
トイチェー紙編集長委員会は同日、辞任を認めることを決めました。同時に事件の真相解明に向けて法務当局に協力を要請します。
編集委員会はこれまで、事件の解決に向けて関係者に詳細かつ客観的な証拠提供を呼び掛けてきました。しかし4月21日時点で、集まった報告や証拠は互いに矛盾しており、一貫しておりません。
アイン・トア記者はレイプ疑惑を否定しておりますが、被害者側は警察による調査を求めております。映像室で働いていた外部協力者の女性は「レイプをされた」と主張し、真相解明を求めております。
トイチェー編集委員会は、外部協力者との関係において自身が責任者を務める部署で起きたことにアイン・トア記者自身に第一の責任があり、トイチェーの行動基準に違反していると判断します。
トイチェー紙は、法務機関と協議して問題解決に取り組み、不正があれば厳しく処分するとともに、トイチェーの幹部、従業員、外部協力者の名誉や名声を守る所存です。
本事件はトイチェー紙、トイチェー紙で働く記者や外部協力者の信頼に悪影響を与えております。トイチェー紙編集委員会は、すべての読者とトイチェーをご愛顧いただいている皆様に、このような悲しむべきことが起きてしまったことを心からお詫びします。私どもは読者の皆様とともに前進を続けたいと考えております。
編集委員会は4月20日付で映像室の新たな責任者として同室副編集長のチャック・ゴック・フック記者を着任させることとしました。
トイチェー紙編集委員会
(4月21日付トイチェー)
https://tuoitre.vn/de-nghi-co-quan-phap-luat-lam-ro-vu-viec-nha-bao-anh-thoa-20180421145407839.htm