親の期待苦に自殺、高校生の両親が悲嘆

(c)Tri Thuc Tre

ホーチミン市内の高校生がよい成績を求める親の期待がストレスになり自殺した事件で、田舎の両親の告白です。学歴社会、教育熱心なベトナムの負の側面がみえます。

4月10日にグエンクエン中学・高校(ホーチミン市タンビン区)の校舎から飛び降り自殺した10年生(日本の高校1年に相当)のH.T.C.さん(16歳)は、中部ダクラク省から進学校グエンクエン校に入るためにホーチミンに出てきていた。送り出した両親は、勉強してよい将来を送って欲しかったからで、このような痛ましい事件が起きるはまさか考えていなかった。
Cさんの父親Tさんには子供が3人おり、Cさんは末っ子だった。Cさんにはよい教育を受けて欲しいと願い、中学卒業後にグエンクエン校に入学させた。
「ここ1年、変わったことは何もなかった。息子が死んだと聞いて私たちは息ができなくなるほどショックを受けた。兄姉のように勉強を頑張ってくれるよう望んだが、息子の将来を思ってのことだった。私たち夫婦も子どものためを一生懸命働いていた」。
Cさんの母親は話を聞きながら、静かに座って顔を覆って泣き続け、涙が流れ落ちていた。母親は「どんな両親も子供にたくさん勉強して欲しいと期待する。子どものためを思ってこそだが、知らない間にあの子に逆にプレッシャーをかけていた」という。「ホーチミンで勉強して1年、とても早かった。息子も帰郷する準備をしていた」。
「私たち夫婦は働きながらもいつもCのことを想っていた。息子のもとに行くこともあった。そういうときは多くの助言をし、励ましもしていたが、あの子が苦しんでいたとは知らなかった。あの子を失って本当につらい」泣きむせびながら打ち明けた。
Cさんは4月10日、グエンクエン校の校舎の4階から飛び降り自殺した。屋上に立っていたCさんを見つけた教師や生徒らが直前まで思いとどまるよう説得したがかなわなかった。Cさんは家族と学校あてに2通の遺書を残していた。「家族の期待に応えられず勉強のプレッシャーに悩んでいた」と告白していた。
(4月13日付チートゥックチェー)
http://soha.vn/cha-me-nam-sinh-nhay-lau-tu-tu-ai-cung-muon-con-cai-hoc-tot-20180413180615446.htm